【看護師に聞いた!】苦手な上司・先輩・後輩とうまく付き合う方法
看護師の仕事をする以上避けて通れないのが職場の上司や先輩・後輩との人間関係。
「どうも上司や医師とうまくいかない」
「新人や同僚とどこかギクシャク」
「先輩と一緒の夜勤が苦痛」
なんてことはありませんか?
当サイトが行った看護師さんのアンケート調査を元にし「苦手な人」とうまくつき合って術をご紹介します
苦手なタイプは案外似ている?
誰でも職場に1人や2人は苦手な人がいるもの。ドクター、上司、先輩、同僚、後輩・・・。
毎日、顔を合わせながら、チームワークよく看護をしていくためには、やはり苦手を克服してうまくつき合っていきたいものです。
では、どんな人が「苦手」なのでしょう。アンケート結果は「うんうん、わかるわかる」という答えばかり。
しかも、苦手なタイプというのは案外共通しているようです。
ドクターに多いのは「権威」「感情的」あたりがキーワードでしょうか。
コミュニケーションをとるのが苦手、または関心が薄い人が多いのかもしれません。
上司・先輩にも「感情的」は当てはまります。「自分勝手」とか「自分でやらないと気がすまない」という人も多いようです。
一方で、「やる気がない」「向上心がない」という人も多いようですから、人に任さないで自分ばかり仕事をする人と、無責任で人に仕事を押し付ける人の大きく二つに分かれるということでしょう。
アンケートの回答が以外に少なかったのは、「苦手な同僚」のタイプ。
やはり、同僚は仲間としてのつき合いが深いからお互いに「良いところ」「悪いところ」がわかり合っているので、苦手にはなりにくいのかもしれません。
一方、「仲良しグループを作りたがる」という回答は複数ありましたから、同僚でも群れたがる人とそうでない人がいるということは覚えておいたほうが良いかもしれませんね。
後輩のパターンは大きくまとめると、
「わからないことを聞かない」
「反応がない」
「態度がでかい」
「すぐ泣く」
といったことに集約できるようです。
こうしてみると、みんなが苦手と思っているタイプって結構似ていますよね。自分だけが苦手なわけでなく「私が苦手な人は他の人も苦手」と思ってよさそうです。
日常の何気ないシーンで苦手意識が生まれることもある
次にここではどんな瞬間に看護師の皆さんが「この人苦手かも」と感じているのかを見てみましょう。
まず上がるのが突然無視する、返事をしないなどの「つっけんどんな態度」。相手のこれらの態度が「権威的」「感情的」など、苦手のタイプにつながっているのではないでしょうか。
下記のアンケート調査の結果の一例にある、「日頃の行動といざという時の行動の不一致」。「有言実行」が支持を集めるご時世だけに、「有言不実行」への落胆は大きいようです。
また「患者さんの情報まで流している」というケースは、苦手であることを超えて、個人情報の取り扱い上問題があるかも。「他人の振り見て我が振りを・・・」ではありませんが、十分に注意をしておきたいところです。
休憩室での出来事を挙げた例では、日頃の何気ない行動が周囲の反発や落胆を招くことを教えてくれます。仕事中絶えず気を張詰めた状態で・・・というのは難しいにしてもそこはやはり職場でのことです。
軽はずみな発言や悪口などはつつしむように心がけておくのがよさそうですね。
こういうときにイラつくっ!看護師さんアンケート結果
①昨日までニコニコといやに親しげにおしゃべりしていた人が、突然無視したり、理由を聞いても返事しない。誰にもそんな感じなので、おつき合いが大変。
(きりこ)
②プライドばかり高くて仕事せずに押し付けばかり。特におむつ交換や汚物処理は絶対にしない
(もえ)
③仕事もプライベートも同じ感覚で、仲よし数名にはメールで連絡を取り合って患者さんの情報まで流している
(香織)
④いつも「〇〇って使えないし、できないよね」「不安な子ばかりでこの病棟大丈夫かしら?」と心配している先輩ナース。だけどたまにリーダーやったときの抜けの多さにはびっくり。フリーの時は全く動かない。本当に先輩?ただのオバサンじゃん!
(オレンジ)
⑤休憩室に入ろうとしたときに先輩方がしゃべってるのが聞こえたので、そのまま聞いていると、スタッフの美人度、モテ度、かわいい度などを評価していました。最終に「やっぱり私が一番だよね」と締めくくっていて、最悪だと思った。
(りんりん)
⑥自分の看護感をしっかりしていると思うが、それを他人にも押し付け、気分にもむらがある。
(AY)
⑦私の病院の上の人は「我が身が一番大事」な人ばかりで、下が失敗しても守ってくれない。ドクターに理不尽なことで、怒られているのに持ってくれなかった。
(mary)
⑧機嫌の悪い医師に挨拶しても返事がない。またその医師に指示の確認をしただけなのに、「そこに書いてある通りです!」「これから指示します!」とつっけんどんな態度をとる。
(misono)
相談相手はやっぱり同僚
苦手な人が職場にいるとき,
誰かに相談するかという質問をしてみたところ
「愚痴はこぼすが人は変えようがないから相談はしない」
という声もありましたが、
8割近くの人が「する」と回答。
その相手は、
「同じ職場の同僚」が最も多く、次が「違う職場の同僚」。
同僚で半数に至りました。
やはり、「持つべきものは同僚」です。
そのあとに「家族・親戚」が来て、
「同じ職場の上司」と続きます。
少数派ですが「同じ職場の医師」や「後輩」に相談する人もいます。
苦手な人への対策は「付き合わない」が一番?
たとえどんなに苦手な人であっても、職場で顔を合わせる以上、何らかの対策が必要です。
ドライなものから前向きなものまで、皆さん工夫を凝らしながら人間関係、そして仕事をスムーズなものにしようとしている様子がうかがえます。
様々な対策法がありますが、代表的なものをみてみましょう。
まず挙げられるのが、「つき合いを最小限にとどめる」というもの。
「仕事だと割切る」「用事があるときだけ会話する」などもこのグループといえるでしょう。
とはいえ、ドライな関係の中にも工夫はたくさんあります。
「指摘されないように自分の仕事はきっちりこなす」であったり、「挨拶はきちんとする」など、業務やマナー面での衝突を避けようというものがそれです。苦手意識を改善する第一歩として、真似できる方法ではないでしょうか。
また多くの人が挙げた方法として、「自分は悪口を言わない」というものがあります。
気にさわることを言われたとしても、それに言い返していてはキリがありません。まして、チーム医療などおぼつかない。
そんな意識からか、イライラをぐっと飲み込み、笑顔で対応するナースの様子がうかがえます。もう少し突っ込んで、積極的に苦手な人とつき合って行こうと考えている人も大勢います。
「自分から話し掛ける」という方法がその代表例。いきなり話し掛けるのがためらわれるなら、「相手が興味を持っていることを知り、会話の糸口にする」「職場にある折り込みチラシや雑誌を読んで自然な雰囲気を作って対応する」などの工夫もできそうです。
また、「飲みに行く」という方法もあります。
苦手だと思っていた人も、ゆっくり話してみると意外な良い面が見つかるかもしれません。少しずつでも、そんな努力を重ねてみるのも良いかもしれません。
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