プリセプターナースのための新コーチング教室

プリセプターナースのための新コーチング教室

ここで「コーチング」を取り入れたプリセプティ指導について書きたいと思います。

 

新人ナースは就職した途端、職場において様々なストレスにさらされることになります。

 

初めて専門職者として仕事をすること、職場の人間関係や患者とのコミュニケーション、

 

はじめてみる疾患や医療機器、覚えなければならない組織のシステムなどです。

 

中でももっとも大きなストレスの一つは職場の人間関係でしょう。

 

その中には上司や同僚との関係も含まれますが、

 

就職後、一番密接に関わることになるプリセプターとの関係が重要な位置を占めてきます。

 

「ストレス」というと強いマイナスのイメージを与えますが、決してそれだけではなくプラスにもなり得ます。

 

しかし、新人とプリセプターの関係は一対一で関わる機会が多く、接し方によってはマイナスのストレスなる要素が強いのも事実です。

 

マイナスのストレスは新人を疲労させ、モチベーションを下げ、成長を妨げることになります。

 

そればかりか、そのような新人に対し、プリセプター自身もマイナスのストレスを感じ、

 

双方の関係は悪くなり、最後にはお互いにくたびれ果ててしまうということがあります。

 

このような関係に陥らないようにするために、新人がプリセプターに限らず先輩に対しどのように感じているかを知ることで、

 

自分自身を振り返り、新人とどのように接していったらよいのかを一緒に考えていきましょう。

 

好かれる先輩と嫌われる先輩の違いは何でしょうか?

 

独立行政法人国立病院機構災害医療センター救命救急病棟において、

 

1〜2年目スタッフに対し「好きな先輩・嫌いな先輩・プリセプターとの関わり」について聞き取り調査を実施しました。

 

その中の代表的な意見は次のような内容でした

 

好きな先輩の特徴
・きちんと話を聞いてくれる
・気にかけ、話し掛けてくれる
・笑顔で挨拶してくれる
・わからないことがあれば一緒になって本を開き教えてくれる
・頭ごなしにいうのではなく、どうしたらいいか方向を示してくれる
・何ができていないか考え、気づかせてくれる
・話し掛けやすい
・いつも笑顔

 

嫌いな先輩の特徴
・同じ目線で物事を見ない
・言葉が厳しい
・話し掛けても、きちんと答えてくれない
・他人の事を悪くいう
・何事も自分のペースでやろうとする

 

 

うれしかったプリセプターの関わりについての感想

 

・一つ一つの表情の変化など、その都度声をかけてくれ、

 

困ったことがあれば一番に相談にのってくれた

 

・わからないことをきちんと教えてくれ、精神面でのフォローもしてくれた

 

・いざというときに頼りできる存在で、同じ勤務でなくても会うと
安心できる

 

以上の意見から、好きな先輩の特徴をまとめると

 

「傾聴」「承認」「質問」「提案」
そして、「ラポール(親密感)」
といった、

 

コーチングの基本的スキルが使われていることがわかります。

 

それで反して、嫌いな先輩の特徴は
コーチングスキルが使われていないことが明白です。

 

つまり、好かれる先輩と嫌われる先輩の違いは
「コーチングスキルを活用できているか否か」であるといっても良いでしょう。

 

あなたが新人自体感じたことを忘れていませんか?

 

あなたは普段、新人に対してどのようなことを感じているでしょうか。

 

新人が入ってくると、
毎年プリセプターたちの間で
必ずささやかれる言葉があります。

 

「今年の新人ときたら・・・」
「私たちの時は違う・・・」

などです。

 

確かに私たちを取り巻く社会状況を
日々刻々と変化していますから、
それに伴い価値も多様化し、
自分と新人との間で
価値観のズレを生じていることもあるとは思います。

 

しかし、自分の新人時代を振り返ってみるとどうだったでしょうか。

 

自分たちも先輩から同じ事を言われていたということはありませんか。

 

ここで、自分の新人時代を振り返ってみましょう。

 

あなたは新人の時先輩やプリセプターにどのようなことを感じていたでしょう。

 

自分の話をじっくり聴いてもらえたでしょうか。

 

自分の存在を認められていると実感したことがあったでしょうか。

 

もしそういう経験があるとしたならば、
いい先輩やプリセプターに恵まれていたのだろうと思いますよね。

 

人は誠実に話を受けとめてくれる人がいると、
エネルギーが湧いてくるものです。

 

また、安心できる自分の居場所があり、
自分は周囲の人からしっかり支えてられていると実感できると、
能力を発揮できます。

 

あなたは新人の時、どういう場面で前向きで意欲的になれたでしょう。

 

また、どういう場面で先輩たちと信頼関係を築くことができたでしょうか。

 

新しい環境で緊張している時に先輩に話し掛けられると、
それだけで嬉しいと感じた事は
少なからず誰にでもある経験ではないでしょうか。

 

それは話し掛けられることで、
自分の存在を認められていると実感できるからです。

 

また、ほんのささいなことでも褒められると、
やる気が出てくるという経験もありますよね。

 

「褒める」という行為は、実は欠点を見つけるより難しいのです。

 

なぜなら、褒めるためにはじっくり相手を
観察しなければできないからです。

 

しかし、褒められる側は、その分、自分を見てくれたという実感がわき、
やる気が出てくるのです。

 

プリセプティとの関わりの中で、時に立ち止まり、
自分が新人時代にどんな事を感じ、
考えていたのかを思い出しましょう。

 

そうすることで、自分が「プリセプターとしてプリセプティに対し
どのように関わっていけばいいのか」ということのヒントが見えてくるのではないでしょうか。

 

 

以上、プリセプターナースのための新コーチング教室についてでした。転職サイトの選び方も是非参考にしてください。
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