【看護主任はつらいよ!】私たち主任はこんな悩みを抱えています

【保存版】看護主任はつらいよ!私たち主任はこんな悩みを抱えています

現場の主力であると同時に職場をまとめる管理職のファーストステップでもある主任は、スタッフからは頼られ、師長、看護部長からは期待を寄せる立場。

 

「やりがいはあるけれど疲れることも多い」という全国の主任が皆様から率直な悩みの声が寄せられています。

 

上司への不満、スタッフへの要望、主任となって変わらざるを得なかった働き方や時間の過ごし方など、沢山の声の中から、多くの主任に共通する要素を含む5つの悩みをピックアップしました。

 

どれも主任経験者ならば、「ある!それある!」とうなずくようなお悩みです。

 

今回は主任がぶつかるそれが悩みにどのように対処したらいいのかを、3人のベテラン看護部長に具体的なアドバイスをいただきました。

 

かつては同じような悩みを経験しながら、ナースとしてキャリアを一段と飛躍させた3氏からの共感を込めた言葉はきっと、現在、現役の主任であるナースの役に立つはずです。

 

看護スタッフは私より年上・ベテランばかり。指導が難しい

スタッフ5人のうちの4人までが年齢も経験年数も私より上のベテラン。

 

そんなスタッフに「主任らしく」指導しなければならないのが一苦労。

 

スタッフは主任だからという目で私をチェックする一方で、

 

自分より経験も浅い人間から受ける指導をすんなりとは受け入れられないところがあるようです。

 

組織上はこちらが指導する立場であっても、スタッフに対して看護の先輩としての敬意を持つように心がけ、敬意を表した上で、言わなければいけないことはきちんというようにしようとしていますが、まだまだ難しさを感じています。

 

産婦人科・小児科病棟 M・Tさん(31)

仕事上では先輩・後輩という関係や年齢は関係ないとする風潮が社会全体で強くなっておりますが、

 

現実には年上や職場の経験年数が長い方を目の前にすると、組織上では自分の方が指示や指導をする立場でも、気も遣うし、うまく言えないことがあります。

 

「けれども、やっぱり年齢を関係ないと考えましょう」と改めて強調するのは、インタビューした看護部長の中の一人青山さんです。

 

「年齢が重要な要因で主任になるのであれば、経験年数の高い人があなたより先に主任になっているはずです。
その中で、あなたが選択されたのですから、もっと自信を持っていいですよ。
勝負の鍵は『良い看護の実践』。あなたはどのような看護して、主任に選ばれたのでしょうか?
主任に選ばれるにふさわしい看護を実践していたからだと思います。
そのことを自覚して、自信を持って指導にあたってください」。

 

「主任らしさ」という役職にとらわれず、「良い看護の実践」という、ナースとしての仕事の本質を心に留めて行動することが大切ということでしょう。

 

お悩み主のM・Tさんの場合は、文章からすると先輩スタッフへの心配りも忘れていないようなので、今は気疲れするようなところがあるのかもしれませんが、きっとうまくいくと思います。

 

もう1人の看護部長の中沢さんも

 

「敬意を持った態度で対応されていることは、きっと先輩スタッフに通じていると確信して毎日過ごされていいと思います。
自分に自信を持つと余裕が出てくるかも」

 

とのこと。

 

青山さん、中沢さんの共通のアドバイスは「自信をもって」ですね。

看護師長とスタッフに挟まれて悩んでいます

主任になってから、部長、師長とスタッフの間に挟まれて辛いなあ、と感じることがよくあります。

 

上からは「この時間にこれだけの作業を片付けるようにしなさい」と言いつけられ、下からは「そんなに沢山の作業ができるわけがない」と突き上げられ、スタッフの声を上に伝えれば、「経営を考えろ」と言われ、今度は下に「これでやってみてください」と呼びかければ、「現場を理解していない」と言われます。

 

「もう、どうすればいいのよ」とストレスばかりたまって疲れます。

 

呼吸器内科 D・Aさん (28)

中間管理職は辛いですよね。

 

上と下の板挟みにされて右往左往している姿が目に浮かぶようです。

 

主任という立場になって、それまでとは違って上からの指示の意義や経営的な背景にも目が行くようになる分、

 

これからの指示と下からの意見・要望のどちらの言い分にも理解できる部分が多く、

 

両者を調整することに葛藤を覚えてしまいがちです。

 

でもそういう立場だからこそ、上と下の間で振り回されるのではなく、自分の考えをしっかり持つべきなのかもしれません。

 

看護師長の松月さんも「あなたが意思を持ったらいかがですか?」とお悩みのD・Aさんに問いかけます。

 

「あなたはどちらの言い分がより最もだと思いますか?

 

病院の方針と称して、体が壊れるまでの作業が課されるのであれば、壊れないように少なくしてもらう必要があります。

 

また部下の言い分がワガママなのであれば、場合によっては上司を担ぎ出して、部下の説得に協力していただいても良いでしょう」。

 

まず自分の態度を決めること。

 

しかし、その上で、納得してもらえるようにどう説得するかという問題が残ります。

 

そこで、中沢さんからはこんなアドバイス。

 

「作業をどれだけこなせたのか、簡単な統計でもいいですから、上にも下にも理解してもらえるような、目に見えるものを提示してはどうでしょう」。

 

問題を見える形にするということです。

看護スタッフが主体的に行動するようにするにはどう指導したらいいの

スタッフのレベルを高めていくには
どういう接し方で指導・教育をしたらいいのか、よくわかりません。

 

「あれをしてください」ということは言えるんですが、私が指示する前に自分で気づいて行動できるようにスタッフの力を伸ばしていくには、どういう声のかけ方をしたらいいのかと悩んでいます。

 

コーチングの本を読む、研修に参加するなどの勉強もして、スタッフとのコミュニケーションをよくとるようにしているんですが、スタッフ一人一人の教育計画なども作ったほうがいいのでしょうか。

 

救急外来 A・Aさん (35)

スタッフみんなが、言われる前に自分で気づいて行動してくれたら、チームとしての仕事の質がグンとあがりますよね。

 

でもこれが難しい。

 

指示するまでなかなか気づいてくれないもの。

 

「私自身がどうやったらもっと主体的に行動できるようになるのかと悩んでいる最中なのに、スタッフ能力を引き出すなんてどうしたらいいの・・・」

 

という主任も多いと思います。

 

このテーマに現役の師長の青山さんが具体的なアドバイスをしてくれました。

 

「スタッフがある場面で何をやるべきか、どのようにするべきかを認識していなくて、

 

そのことを指摘しなければならない場合は、まずそのスタッフがどの程度までわかっているのか、

 

つまり、認識レベルを把握してから、そのスタッフに働きかける必要があります。

 

スタッフの行動を観察して問題があると感じたら、その日のうちに確認しましょう。

 

『ちょっと教えて欲しいんだけど、○○の場面で××してたよね』と行動を確認した上で、

 

話しやすい雰囲気を作って、そのスタッフがどの程度の認識を持っているかを確かめます。

 

そのスタッフの頭の中身が見えてきたら、認識レベルに合わせて、

 

『この場面ではあなたはこうしていたけれど、こういうわけだから、このようにしましょう』

 

と、事実に基づいたアドバイスをします」。

 

 

また、松月さんもスタッフのレベルをまず見極める必要を指摘します。

 

「主体的に行動するようになるためには、その前の『できるための事前準備』が大切です。

 

今できていない人に『主体的にするように・・・』といったところで無理。

 

段階的に計画し、『よし、これならいける!』という評価をスタッフにしてから進めていくことです」。

 

主任としてチーム全体のレベルを高めたいと思うのは当然だけれど、そのためにはスタッフ一人一人のレベルをよく見極めて、焦らず能力を確実に引き出すように働きかけていくということですね。

看護主任になってからプライベートの時間がなくなった。

看護主任になってからは、立場上、
個人の時間を犠牲にしなければならない場面が増えました。

 

例えば師長不在時の病棟日誌の記載、患者様からの苦情への対処、インシデント発生時の報告など、雑務を片付けるために帰宅が遅くなることがよくあります。

 

以前は家族と一緒にとれていた夕食に間に合わず、1人きりで遅い時間にとるようになりました。

 

就寝時間も後ろにずれ、朝は逆に早めに出勤するようになったので、結果、睡眠時間は1時間以上短くなってしまいました。

 

ちょっと寝不足です。

 

仕方ないと思いますが、時々、もう少しリラックスできる時間が欲しいと感じます。

 

以前は、体調管理を兼ねてマッサージに行き、そこで日頃の愚痴などを聞いてもらっていたのですが、それも時間が取れずに行けなくなりました。

 

この状態をずっと続けていけるだろうか?と不安になることもあります。

 

最近は、家では空いた時間に仮眠をとったり、勤務に合わせて、買い物や家事の予定を入れるようにして、

 

家族の理解を得て無理しすぎない工夫をしていますが、同じ主任でも、他の方は、プライベートと仕事をもっとうまく切りかえているように見えるんですが・・・。

 

血液内科病棟 N・Sさん (36)

家庭と仕事との両立は、何も主任だけの問題ではありませんが、

 

主任はお悩み主のN・Sさんのように、
プライベートを犠牲にせざるを得ない。機会が多い立場と言えるかもしれません。

 

その中で疲れやストレスをためずに家庭と仕事のバランスをうまくとる工夫を、それぞれが考えていかなければならないでしょう。

 

N・Sさんの悩みには、生活の変化の中でどう対処したらいいのかわからないという不安が色濃く現れているように思います。

 

でも、N・Sさんの場合はうまくやれるようになるだろうと看護師長の中沢さんは見ているようです。

 

「N・Sさんは小さな工夫をして、とても良い対策を実行されていますね。

 

主任になりたてということでしょうから、業務内容や管理に慣れていないこともあって、

 

以前とは違う生活にまだ適応できない。自分がいると思ってください。

 

少しずつ、こうしてみよう、ああしてみようといった、あなた自身の工夫が必ずできてくると思います」。

 

もう1人の看護師長の青山さんは、ご自身の経験に照らして、すぐ実行できそうな気分転換術のヒントを教えてくれました。

 

「今まで利用していたマッサージに行けなくなったのは辛いと思います。

 

しかし、立場が変われば今までの生活時間が
変化するのは当たり前のことです。

 

気分転換、ストレス解消、リラックスの方法は沢山あります。短時間でリフレッシュできることをいくつか紹介しましょう。

 

通勤時間に好きな音楽を聴く、家事が終了してから夫と30分一緒に楽しくアルコールタイム、30分ウォーキング、などがあります。

 

家族を巻き込んでみんなで楽しく家事をするのも良いでしょう。

 

家事を自分だけで抱え込まないことです。

 

気分転換は、わずかな時間でできるものです。

 

たまには香りのすてきな好きな花を飾る、などもいいと思います。

 

忙しい時ほど、頑張っていろいろやってください。結構できるものですよ」。

 

生活時間の変化には、最初は誰でも戸惑うもの。

 

でもその変化に慣れて、やがて自分なりの生活スタイルが、案外、自然に見つけられるようになるかもしれません。

 

中沢さん、青山さんも働きながら子育てをされてきました。

 

お2人のコメントには、
そういう経験を踏まえた上の「大丈夫よ、なんとかなるから」という共感を込めた励ましが感じられませんか?

 

忙しくなったことにめげて、気持ちで負けてしまわず、忙しさを楽しむぐらいの気持ちでいた方がいいかもしれません。

 

この看護師長の下で働いても報われない

上司の看護師長との関係に悩んでいます。

 

私が「スタッフとの連携もうまくいってよい看護ができた」と思ったときも、師長は関心がないようで評価してくれません。

 

また、仕事の進め方で疑問を感じた事を直接訴えても、「考えておく」「確認しておく」と言ってそのまま返事がもらえません。

 

そんなことばかりが続いています。

 

この間は、私の仕事の成果を、自分の成果だということにされてしまったこともありました。

 

この師長の下で働いても報われない感じがしています。

 

内科病棟 M・Aさん (31)

上司への不信感が相当募っていることが感じられる悩みです。

 

「この師長の下では働いても報われない」という感情はまだ芽生えたばかりのようですが、

 

これが強くなると働く意欲にも影響して、業務にも大きな差し障りが出てくるでしょう。

 

ただ、これは主任サイドからの意見であって、師長サイドからするとまた別の見方があるかもしれません。

 

いずれにしろ、両者の間ですれ違いがあり、それが悪化しつつあるのは間違いないようです。

 

現場の師長・主任の関係についての目配りを求められる立場にある看護部長は、このお悩みをどのように考えられるでしょうか。

 

看護師長である中沢さんは、

「それは悩ましいですね。お互いの日常のやりとりは普段、どのようなものでしょうか?

 

内容から読み取りますと、『私は・・・してもらいたい』というM・Aさんの願望が先にあるように感じます。

 

誠実に自分の意見を主張し合う、お互いを尊重しあうような関係構築の糸口は、

 

M・Aさんが相手を受け入れる姿勢を持つことから始めてみてはいかがでしょう」

とアドバイス。

 

青山さんは

「師長とあなたの『良い看護』の評価は一致しているのでしょうか。

 

師長がそのことを問題にしていないからではないですか?
どこかでずれている可能性があります。

 

まずは『あるべき看護の姿(理想・目指したい看護)』についてお互いの認識の一致を図り、次に現状認識が一致しているかどうかを2人で話し合うことです」

 

とコメントしてくださいました。

 

お2人が指摘する通り、自分を客観的に見直すことから始めて、

 

互いに認め合うコミュニケーションを作っていく努力をすることが師長との関係を打開する道なのかもしれません。

 

 

といっても、こじれかけた関係を立て直すのは大変。師長側のアクションもなければ解決しないことです。

 

でも、改善できなければ、悪影響を被るのは患者さんです。職場の人間関係を良い方向に向かわせるのも主任の仕事の一つ。

 

主任さんは辛いです。でもそんな主任さんが実は職場を支えているんです

 

元気のいい職場には、元気のいい主任さんがいます。アドバイスをヒントに明日から、また元気出していきましょう。

 

以上、【保存版】看護主任はつらいよ!私たち主任はこんな悩みを抱えていますについてでした。転職サイトの選び方も是非参考にしてください。
【看護師求人募集サイト】圧倒的に強い交渉力を持った看護師転職サイト